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2025年7月16日『残しておきたい33の看護の物語』製作責任者の想い
24年1月に山梨民医連看護委員会は『残しておきたい33の看護の物語』(光陽出版社)を発刊しました。製作責任者の村松さんの想いをご紹介します。
日頃より、医療・介護現場において看護師として、ご奮闘されております皆様に敬意を表します。
この本の製作が始まった2020年は、コロナ禍のもと、山梨民医連の看護現場でも、感染対応に追われ一日が過ぎていく日々が続き、看護を語る場も制限され、看護という仕事から離れたいという仲間にさえ十分な声もかけられずにいました。
そうした中、看護幹部の世代交代は進み「山梨民医連の看護を語り合いたい、伝えたい。お互いの事業所での看護の実践を共有したい」という声があがり、看護委員会で「山梨民医連の看護の物語を本にしよう!そして、その本をきっかけに看護を夢見る人や看護を続けることに悩んでいる人たちと語り合いたい!」ということで企画に取り組むこととなりました。
しかし、現場は感染症の対応まっただ中であわただしく、4年の歳月をかけ『残しておきたい33の看護の物語』の完成に至りました。
どの事例も、私たちが大切にしてきたこと、患者さんや仲間を通じていただいた深く温まる思い、時にはつらく自分自身のその後の看護人生に今も影響している出逢いなど・・・情景が浮かび上がるような物語となっています。その内容は県内外で看護師としてご活躍されている皆さんのこれまでの看護人生と重なる部分も多いと思います。
発刊後は、県内外から「兄が山梨で亡くなったので、闘病中の兄と重なりました」「民医連の看護の実践がここにある」「看護をしてきて本当によかった」「もっと多くの人に読んでもらいたい」「看護を目指す姪に渡したい」等の温かい声をいただきました。
本の裏側には、プレゼント用にメッセージを書き込むスペースも用意しています。
手作り感満載な本ではありますが皆様の心と記憶に寄り添えたら幸いです。ぜひご一読ください。
『残しておきたい33の看護の物語』(1000円 送料別)へのお問い合わせは、お問い合わせ窓口からお願いします。↓