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2025年9月17日平和の大切さ未来に伝える =甲府に9条の碑建立=
憲法9条の碑が、甲府共立病院前に建立され、7月6日に除幕式が行われました。
2024年の夏、慶応大学名誉教授の川村晃生さんの「甲府にも9条の碑を建てよう」との呼びかけに応え、県連事務局次長を含む有志5人が発起人となり、60人の呼びかけ人と26の賛同団体を得て9月に実行委員会を立ち上げ運動がスタートしました。
建立資金として寄付金300万円を目標とし、これまでに600人、40団体から寄付が寄せられ目標を達成しました。
除幕式で甲府共立病院の小西利幸院長は、病院の前に碑が建立されたことを歓迎し「命の大切さを身をもって感じている医療従事者として全職員が憲法の心を学び伝えていきたい」と挨拶しました。9条の碑がここに立ち続けることで憲法を身近に感じ、その理念が多くの方々に伝わることを願っています。
代表呼びかけ人 川村晃生さんのあいさつ(抜粋)
思えば昨年4月に、北杜市の中田宏美さんが山梨県内ではじめて9条の碑を造られたのを知り、「甲府市にもぜひ造りたい」と、同じ志を持つ四人の方と「9条の碑を建立する実行委員会」の立ち上げをめざしました。
この「9条の碑」には、日本国憲法9条の他に、前文(抜粋)と「あたらしい憲法のはなし」の一部を刻むことにしました(碑の裏側)。「あたらしい憲法のはなし」は、1947年8月に文部省が全国の中学一年生の教科書に組み込み、中学生が学んだものです。この「あたらしい憲法のはなし」を「9条の碑」に刻むのは、おそらく全国でも初めての例だと思います。それは憲法9条を何とか次の世代に伝えたいという私たちの気持ちを反映してのことで、この碑を見る子どもたちにも、憲法を身近なものとして感じ、戦争を放棄し、平和を愛する憲法の理念を理解してもらいたいと切に願っております。
今後この「9条の碑」がここに立ち続ける事によって、憲法が人々に親しまれ、平和の大切さが人々に新たに自覚されることを祈っております。
2025年7月6日
除幕式後に行われた伊藤千尋さんの講演会についてはこちらから↓