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2025年6月11日負担に耐える実態が浮き彫りに ー75歳以上窓口2割化影響調査ー
全都道府県の民医連で実施している「75歳以上医療費窓口負担2割化影響調査(第2弾)」。山梨では、山梨健康友の会と協力して取り組み、5月25日現在までに939の回答が寄せられました。窓口負担が1割から2割に増えた高齢者の77%が「負担が重い」と回答し、受診回数を減らし、食費、水光熱費を節約し、貯金を切り崩している実態がみえました。自由記載欄へも341人から切実なコメントが寄せられました。
2割負担化した高齢者/77%が「負担が重い」
調査は今年2月中旬から開始し、山梨民医連の医科・歯科・薬局・介護事業所の患者・利用者および山梨健康友の会員を対象に実施しました。
75歳以上の回答者696人中の184人(26%)が「窓口負担が1割から2割に増えた」と回答しました。
2割へと負担が増加した184人の「負担感について」への回答では、「とても重い」が35人(19%)、「重い」が106人(57.6%)、合わせて141人(76・6%)となりました。
受診、薬は減らせない/ 生活費を削るしかない
2割負担化後の対応については、148人(80・4%)が「今まで通り受診している」と回答しました。しかし「受診して薬をもらわないと命に関わるので『他を節約して受診にまわしている』と言った方が正しい」「受診、薬を減らすことは出来ない。生活費を削るしかない」と生活を犠牲にしながら負担に耐えている実態がみえました(グラフ参照)。
これらは、そのまま「手遅れ死亡」予備軍と考えられます。
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